東洋医学における肺とは?呼吸だけではない大切な働きを解説
- 7月27日
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こんにちは、山鍼灸院です。
熱い風呂に入ってしっかり汗をかいたら、外の暑さを感じなくなりました。 これを暑熱順化というそうです。 人の体は不思議です。
東洋医学でいう肺は、呼吸をするだけの臓器ではありません。
全身に気を巡らせ、皮膚や鼻の働きを支え、水分の巡りや排出にも関わる大切な五臓の一つです。
今回は東洋医学における「肺」の役割について分かりやすくご紹介します。
西洋医学で考える肺

西洋医学では、肺は酸素を体内へ取り込み、二酸化炭素を体外へ排出する呼吸器です。
また、呼吸によって水蒸気として体内の水分を排出する働きもあります。
さらに、皮膚では汗や不感蒸泄(意識しなくても蒸発する水分)によって水分が排出されており、これらは体内の水分バランスを保つために重要な役割を果たしています。
東洋医学で考える肺
東洋医学では、肺は**「気を主る(つかさどる)」**と考えます。
気とは、生命活動を支えるエネルギーのことで、肺は呼吸によって取り入れた気を全身へ巡らせる重要な役割を担っています。
さらに、肺には**「水道を通調する(すいどうをつうちょうする)」**という働きがあります。
これは、体内の水分を必要な場所へ巡らせ、不要になった水分を汗や呼吸、尿などとして体外へ排出しやすくする働きです。
東洋医学では、肺が水分の流れを整えることで、体全体の水分バランスが保たれると考えます。
また、肺は**「皮毛(ひもう)を主る」**ともいわれ、皮膚や体毛の働きを支えています。
そのため、発汗や皮膚の潤いにも深く関わっています。
肺の働きが弱ると現れやすい症状
東洋医学では、肺の働きが低下すると次のような症状が現れやすいと考えます。
咳や痰が出やすい
息切れしやすい
風邪をひきやすい
鼻づまりや鼻水
声がかすれる
汗をかきやすい、または汗が出にくい
皮膚の乾燥や肌荒れ
むくみ
これらは必ずしも肺だけが原因とは限りませんが、東洋医学では肺の状態を知るための大切な手がかりになります。

まとめ
肺は呼吸を行うだけでなく、気を全身へ巡らせ、皮膚や鼻の働きを支え、水分の巡りや排出を調節する重要な五臓です。
東洋医学では、このような肺の働きを整えることで、呼吸だけでなく全身のバランスを保つことを目指します。
次回は、東洋医学でいう**「肺は気を主る(つかさどる)」**について、さらに詳しくご紹介します。
愛知県愛知郡東郷町の山鍼灸院
