東洋医学の五臓「脾」とは?消化だけではない大切な役割
- 2 日前
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こんにちは、山鍼灸院です。 サッカーワールドカップ2026が終わりました。 全試合見ようと思っていたのですが、結局寝てました。 次回2030年に向けて体力づくりを始めようと思います。
今回は、**「肝心脾肺腎(かんしんひはいじん)」の「脾(ひ)」**についてご紹介します。
西洋医学では、脾臓は血液や免疫に関わる臓器として知られています。
一方、東洋医学の「脾」は、消化や栄養の吸収を支え、気や血を生み出す働きを担う大切な存在です。
今回は、東洋医学における「脾」の役割についてご紹介します。

東洋医学の「脾」とは
東洋医学では、「脾」は食べ物や飲み物から必要な栄養を取り出し、体に必要な「気(き)」や「血(けつ)」を生み出す大切な働きを担います。
そのため、「脾」は**後天の本(こうてんのほん)**と呼ばれています。
「後天」とは、生まれた後の生活のことです。毎日の食事や飲み物から栄養を取り込み、体を養う中心となることから、このように考えます。
これに対して、「先天の本(せんてんのほん)」と呼ばれるのが「腎」です。東洋医学では、腎は生まれ持った生命力や成長・発育の基礎を担うと考えます。
生まれ持った力を支える「腎」と、生まれた後に食事から体を養う「脾」。この二つは、健康を支える大切な土台です。
また、東洋医学では「脾」は五行の「土」に属し、五臓の中心的な役割を担うと考えます。
毎日の食事から気や血などのエネルギーを生み出す働きが、他の臓器を支える土台になるためです。
「運化(うんか)」という働き
東洋医学では、「脾は運化(うんか)を主る」といいます。
運化とは、食べ物や飲み物を消化・吸収し、必要な栄養を全身へ運ぶ働きのことです。
この働きが順調であれば、体は必要な栄養を受け取り、毎日の活動に必要なエネルギーを作ることができます。
反対に運化の働きが低下すると、食べたものを十分に活かせず、さまざまな不調につながると東洋医学では考えます。
「脾は四肢・肌肉を主る」
もう一つ大切な言葉に、**「脾は四肢・肌肉(しき・きにく)を主る」**があります。
四肢とは手足、肌肉とは筋肉のことです。
「脾」が作り出した気や血は、筋肉や手足を養い、日常生活を支える力になります。
そのため東洋医学では、「脾」が元気であることは、体力や活動する力にも深く関わると考えます。
「脾」が弱ると

東洋医学では、「脾」の働きが低下すると、次のような状態がみられます。
食欲がわかない
胃もたれしやすい
疲れやすい
下痢をしやすい
手足に力が入りにくい
むくみやすい
一見すると別々の症状に思えますが、東洋医学ではこれらを「脾」の働きと関連づけて体全体を診ていきます。
まとめ
東洋医学の「脾」は、西洋医学の脾臓とは異なり、毎日の食事から栄養を取り込み、気や血などのエネルギーを生み出して体を支える大切な存在です。
「後天の本」「運化」「脾は四肢・肌肉を主る」といった考え方は、「脾」が健康の土台であり、五臓の中心的な役割を担っていることを表しています。
次回は、**「消化と『脾』の関係」**について、さらに分かりやすくご紹介します。

