東洋医学の「心」とは?|血と精神活動を支える五臓の働き
- 8月3日
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こんにちは、山鍼灸院です。
ランニングで少し距離を伸ばしてみたら足を痛めました。
しばらくランニングはお休みです。
東洋医学には、**「肝・心・脾・肺・腎」**という五臓があります。
今回は、その中の一つである**「心(しん)」**について紹介します。
五臓の心は、全身に血を巡らせるだけでなく、精神活動にも深く関わる大切な存在です。
西洋医学の「心臓」と重なる部分もありますが、もう少し広い意味で「心」を捉えています。
今回は、五臓の一つである「心」の基本的な働きを分かりやすく紹介します。
心は「君主の官」
心は五臓六腑の中で、**「君主の官(くんしゅのかん)」**と呼ばれています。
君主とは、国を治める中心的な存在のことです。
心も同じように、五臓六腑をまとめ、身体全体の働きを支える中心的な存在として位置づけられています。
また、心には「神(しん)」を蔵する働きがあり、意識や思考、精神活動にも深く関わります。
このことから、心は五臓の中でも特に重要な存在です。

心は血の巡りを支える
心には「血脈を主る(けつみゃくをつかさどる)」働きがあります。
これは、血を全身に巡らせる働きのことです。
血は身体のさまざまな場所に栄養を届け、身体を養っています。その血が全身を巡るために重要な役割を担っているのが心です。
そのため、心の状態は血の巡りとも深く関係しています。
心は「神」を蔵する
心にはもう一つ、**「神(しん)を蔵する」**という重要な働きがあります。
ここでいう「神」とは、神様という意味ではありません。
意識や思考、精神状態など、人の精神活動を広く表す言葉として「神」を使います。
つまり心は、身体だけでなく「こころ」の働きにも関わる五臓なのです。
睡眠や精神状態などをみるときにも、心は重要な存在になります。
心の状態は顔色や舌にも表れる
身体の内側の状態は、外側にも表れます。
心と関係が深いのが**「顔色」と「舌」**です。
心は血の巡りに関係するため、その状態は顔色にも表れます。
また、**「心は舌に開竅(かいきょう)する」**といい、舌も心と関係の深い場所です。
舌の状態を観察するのには、このような背景があります。
「心臓(西洋医学)」と「心(東洋医学)」の違い
西洋医学の心臓は、全身に血液を送り出す臓器です。
一方、五臓の心は、血の巡りや精神活動など、身体とこころの両方に関わる存在です。
このように五臓の「心」は、心臓という臓器だけではなく、より広い働きを表しています。

次回は、心の働きの一つである**「心と血の関係」**について、もう少し詳しく紹介します。
愛知県東郷町 山鍼灸院
