腰痛を「腰だけの問題」と考えない。東洋医学から見る腰痛の考え方
- 15 時間前
- 読了時間: 2分
腰痛を感じたとき、多くの方は「筋肉のこり」や「骨のゆがみ」を思い浮かべるのではないでしょうか。
前回の記事では、西洋医学の視点から腰痛の原因や治療法についてご紹介しました。
では、東洋医学では腰痛をどのように考えるのでしょうか。
東洋医学では、腰だけを見るのではなく、体全体のバランスを大切にしながら腰痛を考えます。
経絡(けいらく)と腰痛の関係

東洋医学には、「気」や「血」が流れる通り道である**経絡(けいらく)**という考え方があります。
腰にはいくつもの経絡が通っており、その流れが滞ったり乱れたりすると、腰の痛みや重だるさなどの症状が現れると考えられています。
そのため、腰痛の原因は必ずしも腰そのものだけにあるとは限らず、経絡の流れを全身から確認しながら治療を行います。
なぜ腰以外のツボを使うのでしょうか?
東洋医学では、痛みがある場所だけを治療するとは限りません。
例えば、腰痛の代表的なツボとして知られる**「委中(いちゅう)」**は、膝の裏にあります。

「腰が痛いのに、なぜ膝の裏を治療するの?」と不思議に思われる方も多いかもしれません。
これは、腰と膝の裏が同じ経絡でつながっていると考えられているためです。
もちろん、すべての腰痛に委中を使うわけではありませんが、症状や経絡の状態によっては、腰から離れた場所にあるツボを用いることで症状の改善を目指すことがあります。
このように、体全体のつながりを大切にしながら治療を行うことが、東洋医学の特徴の一つです。
一人ひとり異なる治療
同じ「腰痛」でも、
重だるい痛み
動くと痛い
朝起きたときに痛い
長時間立っていると痛い
など、症状の現れ方は人それぞれです。
そのため、同じ腰痛であっても、治療に使うツボや施術内容が異なることは珍しくありません。
まとめ
東洋医学では、腰痛を「腰だけの問題」とは考えません。
経絡の流れや全身のバランスを整えることで、腰への負担を軽減し、症状の改善を目指します。
また、東洋医学には**「腎(じん)は腰をつかさどる」**という考え方があります。
慢性的な腰痛や年齢とともに感じる腰の不調を考えるうえで、とても大切な考え方です。
次回は、この**「腎と腰痛の関係」**について、東洋医学の視点からもう少し詳しくご紹介します。
愛知県東郷町 山鍼灸院


