季節の変わり目と「土用」|東洋医学と暦の話
こんにちは、山鍼灸院です。
これまで、季節によって体が変化することや、その変化が脈にも現れることについて紹介してきました。
では、そもそも東洋医学では「季節」をどのように捉えているのでしょうか。
私たちは春・夏・秋・冬という四季で季節を考えますが、東洋医学では暦の上で季節の移り変わりを細かく捉えてきました。
その代表的なものが「二十四節気」です。
二十四節気は、一年を24の節目に分けて、季節の変化を表したものです。
立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至など、今でも耳にする言葉があります。
こうした暦の節目をもとに、自然の変化や季節の移り変わりを捉えてきました。
季節と季節の間にある「土用」
その中でも、東洋医学や日本の暦でよく知られているのが「土用」です。
土用というと「土用の丑の日」を思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、土用は夏だけのものではありません。
土用は春・夏・秋・冬、それぞれの季節の終わりにある約18日間です。

次の季節へ移り変わる前の時期にあたり、季節と季節の間にある期間として捉えられています。
つまり、季節はある日突然切り替わるのではなく、約18日間の土用をはさんで、少しずつ次の季節へ移っていきます。
そのため土用は、季節の変化に備える大切な時期ともいえます。
暦の変化と体の変化
季節が変われば、気温や湿度、日照時間など自然の環境も変化します。
私たちの体も、その変化に合わせて少しずつ状態を変えていきます。
前回紹介した季節の脈も、こうした自然の季節変化と関係しています。
東洋医学では、自然の変化と体の変化を切り離して考えません。
季節の変化を暦から知り、その時期の体の変化をみる。
そのため、暦を知ることも、季節と体の関係を理解する一つの手がかりになります。
季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、こうした「季節が移り変わる時期」という視点から、自分の体を見てみるのもよいでしょう。
愛知県東郷町 山鍼灸院

