五行論と経絡治療
こんにちは、山鍼灸院です。
今日も雨です。 雨だと涼しくなりますが、湿気が多くなります。
湿気好きの僕にはいい気候です。
東洋医学には、身体の状態を「木・火・土・金・水」の5つに分けて考える**五行論(ごぎょうろん)**という考え方があります。
五行論は、自然界にあるさまざまなものを5つの要素に分類し、それぞれの関係から全体のバランスをみていく考え方です。
五行と五臓の関係
東洋医学では、身体の中の五臓である肝・心・脾・肺・腎も、五行に当てはめて考えます。
木 → 肝
火 → 心
土 → 脾
金 → 肺
水 → 腎
五行論では、これらをそれぞれ独立したものとして考えるのではなく、互いに関係しながら身体全体をつくっていると考えます。
例えば、肝だけをみて身体の状態を判断するのではなく、肝とほかの五臓との関係にも目を向けます。
五行同士のつながり
五行には、それぞれを助ける関係と、抑える関係があります。
一つが次の要素を助けていく関係を**相生(そうせい)**といいます。

木が火を生み、火が土を生み、土が金を生み、金が水を生み、水が木を生むというように、五行が循環していきます。
一方、互いに抑え合う関係を**相剋(そうこく)**といいます。

このように、五行は一つひとつが単独で存在するのではなく、助けたり抑えたりしながら関係しています。
五行の関係を治療に利用する
五行論は、単に身体を5つに分類するための考え方ではありません。
治療にこの原則を利用します。
例えば、肝が強すぎるときは、肝を剋する肺を助けます。
脈やお腹から得た情報をもとに、五行の相生・相剋の関係を使って治療をするのが経絡治療です。
山鍼灸院では、脈診や腹診などから得られた情報をもとに、五臓の状態や五行の関係を考えながら治療方針を組み立てています。
五行論は、経絡治療を理解するうえでも大切な考え方の一つです。
愛知県東郷町 山鍼灸院

