東洋医学の「脈診」とは?脈から体の状態をみる診断方法
こんにちは、山鍼灸院です。
千葉に続き福井でも大雨です。
今年は災害が多い気がします。
被災地の早い復興を願っています。
東洋医学の鍼灸では、治療を行う前に体の状態を確認するため、さまざまな診断方法を使います。
その中でも、私が特に大切にしているのが**脈診(みゃくしん)**です。

脈診とは、手首の脈を指先で触れて、脈の速さや強さ、状態などを確認し、体の状態をみる方法です。
脈を触って何が分かるの?
脈診では、単に脈拍が速いか遅いかだけを見ているわけではありません。
指先に伝わる脈の感覚から、脈の強さや速さ、左右の違いなどを確認します。
例えば、脈の速さにも意味があります。
速い脈を「数脈(さくみゃく)」、遅い脈を「遅脈(ちみゃく)」と呼びます。
東洋医学では、数脈は体の熱を表し、遅脈は体の冷えを表すと考えます。
このように、脈の状態を確認することで、体の状態を判断していきます。
五臓と脈の関係
東洋医学では、脈をみる場所にも意味があります。
左右の手首には、肝・心・脾・肺・腎の五臓に対応する場所があります。
それぞれの場所の脈を触れ、その強さや状態の違いから五臓の状態をみていきます。

私が脈診を大切にしている理由
私は、脈診流という鍼灸の流派で学び、実践してきました。
脈診流では、脈診を重要な診断方法の一つとして、指先や手の感覚を大切にします。
脈を目で見るのではなく、実際に指で触れ、脈の強さや状態の違いを感じ取ります。
脈診流は、目の見えない鍼灸師によって発展してきた流派です。
そのため、視覚に頼るのではなく、触れることで体の状態を確認することを大切にしてきました。
脈診で得られた情報は、腹診などの触診と合わせながら、東洋医学の考え方に沿って治療方針を組み立てるために使います。
「脈を触るだけで何が分かるの?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、東洋医学では、脈は体の状態を確認するための大切な情報の一つです。
山鍼灸院では、こうした指先で感じ取る診断を大切にしながら、一人ひとりの体の状態をみて治療を行っています。
愛知県東郷町 山鍼灸院


