東洋医学の「肝(かん)」とは?ストレスや肩こりと深く関わるその役割
- 16 時間前
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こんにちは、山鍼灸院の山口です。
前回の記事では、東洋医学の基本となる「五臓」についてご紹介しました。
今回は、その中の一つである**「肝(かん)」**についてお話しします。
「肝」と聞くと、西洋医学の「肝臓」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、東洋医学でいう「肝」は、肝臓そのものを指すのではなく、体と心のバランスを保つうえで大切な働きを担う「五臓」の一つとして考えられています。
東洋医学の「肝」とは?

東洋医学では、「肝」は気(エネルギー)や血(栄養)を全身にスムーズに巡らせる働きと深く関わります。
また、こころの状態とも密接な関係があるため、ストレスの影響を受けやすいのも肝の特徴です。
肝の働きが乱れると、気や血の巡りが滞り、さまざまな不調として体にサインが現れます。
肝が担う主な働き
東洋医学では、肝には次のような働きがあります。
気の巡りを整える:体のエネルギーの流れをスムーズに保つ
血を蓄え、巡らせる:必要な場所へ血を届ける働きを助ける
筋肉や腱を支える:しなやかな動きや体の働きと関わる
目の健康と関わる:目の疲れや見え方にも影響する
心のバランスを保つ:感情の安定や精神活動と深く関わる
こんな症状はありませんか?
肝の働きが乱れると、次のような症状が現れます。
慢性的な肩こり・首こり
目の疲れやかすみ
イライラしやすい
ストレスを感じやすい
頭痛
寝つきが悪い

東洋医学では、肩こりや目の疲れ、イライラなどは、「肝」の働きが十分に発揮できていないサインの一つと考えます。
そのため、こんな症状があるときは、「肝」を中心に全身のバランスを確認しながら施術を行います。
山鍼灸院の考え方
山鍼灸院では、肩こりや目の疲れなどのお悩みでも、痛みがある場所だけを施術することはありません。
脈やお腹の状態などを丁寧に確認し、全身のバランスを把握したうえで、「肝」の働きや気・血の巡りを整えることを大切にしています。
東洋医学では、症状だけでは見えない体の変化にも目を向け、一人ひとりに合わせた施術を行います。
まとめ
東洋医学の「肝」は、単なる肝臓ではなく、気や血の巡り、筋肉や目、そして心のバランスにも深く関わる大切な「五臓」の一つです。
「肩こりがなかなか改善しない」「最近ストレスが多く、イライラしやすい」「目の疲れが続いている」といった症状も、東洋医学では肝の働きとの関わりを考えながら施術を行います。
東洋医学の「肝」は、気の巡りだけでなく、「血」とも深く関わっています。
特に女性は、月経や妊娠・出産などで血との関わりが大きいため、「肝」の働きが体調に影響することも少なくありません。
次回は、東洋医学では「肝」が女性の健康とどのように関わっているのか、生理痛や月経不順なども交えながら分かりやすくご紹介します。
愛知県東郷町 山鍼灸院


